ノンメタポーク誕生ヒストリー
大学発の最新技術で、豚の腸内フローラを最適化
ノンメタポークは、千葉大学発ベンチャー・株式会社サーマスが推奨する新しい飼育・管理手法によって生産された「次世代の豚肉」です。 「メタボリックでない(non)豚からできた肉」という意味で名付けられたノンメタポーク。一見変わったこのブランド、実はたくさんの大学や研究機関との産学共同研究によって、十数年がかりで開発されました。 千葉大学を中心に、慶応大・東大・理研などの研究機関+民間企業の産学連携チームによって新規開発された「発酵えさ」で育てられた豚は、ナチュラルな形で腸内フローラが制御されて、体内の代謝が変化します。 その結果、赤身に対する脂肪比率や脂肪酸の組成が変化し、またビタミンB1含量増が実現された(*1) ヘルシーな豚肉「ノンメタポーク」が生産されます。 *1) 日本食品分析センターの分析値に基づく、当社調べ腸内環境からこだわった、美味しくてヘルシーな豚肉の誕生
ノンメタポークのルーツをひもとけば、今から30年以上前、大分県にさかのぼります。地元の天然資源のうち、未活用のものを原料に、これらを特殊な条件下で高温発酵させると、さまざまな優れた機能性をもち、農業・畜産分野で利用可能な「発酵微生物」が生じることがわかりました。 この発酵微生物を、地元の畜産家にエサに混ぜて使ってもらったところ、まず畜舎やふんのニオイが軽減され、続いて動物の成長が促進されていき、さらには良質の畜産物が生産されるようになりました。 しかし、当時は「どうしてそのような効果が得られるのか?」まったく理解できていませんでした。ちまたには、微生物が目に見えないことを悪用して、口八丁で高価な資材を売り回るような業者もいて、そのような中でいくら効果を説明しても、なかなか信用してもらえない日々が続いたのです。 そこで私たちは、時間をかけて客観的なデータを積み重ねていくことで、少しずつ、大学などの研究者の理解と協力を得られるよう、働きかけていく道を選択しました。 いま、ノンメタポークとその源である発酵微生物の研究は、千葉大学を中心に多くの大学や研究機関との学際横断的なコラボレーションチームによって進められていて、最先端の研究成果が、今日もまた生み出されようとしています。私たちが推奨する新しい飼育管理手法で生産された豚肉を、従来のものとデータで比較すると、肉中の、赤身に対する脂肪の割合が抑えられています( *2)。これは、豚のからだの中の、さまざまな物質の代謝(化学反応)を自然に近い形でコントロールする、あたらしい技術によって実現されています。 肉質についても、不飽和脂肪酸の割合が増し( *3)、またチアミン(ビタミンB1)が増量された( *4)「ヘルシー」な組成になっており、それでいて、決して淡泊ではなく、ジューシーな旨味と風味をたたえた、プレミアムなお肉に仕上がっています。まずはうす味で、肉そのものの味わいを感じてみてください。 豚肉の真の美味しさをしっかりとかみしめながら、どんどん箸が進んでいく心地よさ。そして、ちょっと欲張って食べても胃もたれしにくいので、中高年の方にも安心してお召し上がりいただける、そんなノンメタポークです。
あっさりしているのに味が濃く、こんなにおいしい豚肉があるんだと知ることができてラッキーでした。商品自体も自然の摂理に沿ったもので共感できますし、大学から発信されたというコンセプトも大好きです。(女性、20代、会社員)
脂身の割合が抑えられているのにとってもジューシーで旨みたっぷりでホントに美味しいんです。一般の豚肉より、ビタミンB1が豊富ってこれまた嬉しいですね。(女性、40代、主婦)